まずは原因を特定
それこそ薬を処方されて、数日間で不眠症が治るということは稀です。
もちろん薬が効果を及ぼして、はじめの数日間はゆっくりと眠ることができるかもしれませんが、そこで薬に頼りすぎると結局は不眠症が再発するのです。
このように不眠症の治療については、一定期間かかることをあらかじめ理解しておき、自分を責めずに根気強く続ける必要があります。
もちろん医師やカウンセラーは強い味方となるため、不眠症の原因をしっかりと伝えていきましょう。
まずは問診で原因を特定
不眠症の治療に際しては、第一段階として問診で不眠の原因と探っていきます。
不眠の原因は実に様々で、職場の環境から受けるストレスであることもあれば、うつ病などの心の病であることもあります。
このように不眠症を治していこうとするならば、まずは原因の特定が必須なのです。
そして、原因に合わせた形での治療計画を立てます。
職場環境を変えるにしても、うつ病を治すにしてもすぐに実現できるものではないため、ストレスに対する考え方を変えるなどのカウンセリングも含めながら、ゆっくりと治療を進めていきます。
次に薬を処方
不眠症の原因を特定できた後は、薬物による対処療法も使いながら治療を進めていきます。
それこそ不眠の症状を改善するために睡眠訳が用いられることも少なくありません。また抗うつ薬など、不眠症の原因となっているものについての薬も処方されていきます。
薬物治療は診察料とあわせて、3,000円程度から始められることが多いです。
さいごに、徐々に薬を減らす
薬が処方されると、その効果により一時的に不眠症の状態が良くなる傾向があります。
しかし、これは不眠症が完治したわけではなく、あくまで薬が効果を発揮しているだけです。
そのため最終的には薬を減らしていく治療が行われます。
そして、ほとんど薬を使わずに済むようになった時点で、不眠症の治療が完成したこととなるのです。
このような治療期間には個人差がありますが、数か月から1年は少なくともかかると見積もっておくと心が楽になるはずです。
以上のように、不眠症の治療は三段階に分ける形で根気強く続けられます。不眠症の根本的な原因はあなたの心にある場合も少なくないため、治療中も自らを追い詰めないように注意してください。
不安や不満は遠慮なく医師やカウンセラーに伝え、ゆっくりと不眠症を改善していきましょう。