症状から疑いをもったらすぐに検査へ
検査が早い方が対処の早くなる
バセドウ病の検査診断には主に血液検査が用いられます。血液中に増える成分を検査することで、バセドウ病の多くを発見することができるのですね。
しかしバセドウ病自体は必ずしも発見が容易な病気ではありません。
甲状腺の腫れが出ることもあるのですが、それが微細な場合は自分で何らかの異常に気づくことができないのです。
例えばバセドウ病の症状には異常発汗や疲れやすくなる等がありますが、これらは多くの場合、仕事の疲れのせいにされてしまいます。
こうした必ずしも重篤でない症状はついつい見過ごされてしまうのですね。
そのためバセドウ病の検査を受けることは非常に重要です。
血液検査
バセドウ病の検査診断には血液検査が用いられます。
血液中に以下の成分が増えている場合、バセドウ病だと診断されるのです。
ラバセドウ病の3つの診断基準
- 甲状腺刺激ホルモン(THS)の量が異常に多い
- 甲状腺ホルモンが多い
- TRAb、TSAbというバセドウ病の患者にしか見られない抗体の存在
これらの3つの項目でバセドウ病のほとんどを見つけることができます。
しっかりと検査を受けて治療をすれば支障のない日常生活を送れる疾患ですので、バセドウ病の疑いがある場合は早期の検査が求められます。
自覚症状を持ちにくいバセドウ病には注意が必要
先ほども述べたとおりバセドウ病は必ずしも自ら発見するのが簡単な病気ではありません。
バセドウ病には以下のような症状があらわれますが、いずれもすぐに病気に結び付けることは難しいためです。
バセドウ病の症状
- 疲れやすさやだるさがある
- 汗が異常に多い
- 脈拍数が多くなる
- 動悸
- 手足がふるえる
- 甲状腺が腫れる
- 口が渇く
- 眠れない
- 眼球が出てくる
この中で唯一発見につなげやすいのは眼球が前方にセリ出てくる特徴的な症状です。
これはバセドウ病の大きな特徴なので、日頃から注意しておきましょう。
まとめ
以上のようにバセドウ病の検査は血液検査により行われます。バセドウ病が自覚症状を持ちにくいものであることを考えると早期に検査を実施することは非常に重要です。そこでバセドウ病を発見することができれば、それだけ治療開始のタイミングを早めることができるためです。
以上のようにバセドウ病の検査は血液検査により行われます。バセドウ病が自覚症状を持ちにくいものであることを考えると早期に検査を実施することは非常に重要です。そこでバセドウ病を発見することができれば、それだけ治療開始のタイミングを早めることができるためです。
あなたも普段と体調が違う日が続いた場合は、一度は医師の診察を受ける習慣を持ちましょう。それで何もなければ安心ですし、病気を早期発見できた場合、それはそれで良いことです。