安静にして甲状腺機能の回復を待つ!バセドウ病の予防改善方法

バセドウ病の過労とストレス

基本的に予防は難しいと理解しよう

治療開始後は安静にすることが重要
バセドウ病自己免疫疾患の一つであり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで様々な症状を引き起こすものです。

こうした自己免疫疾患は、あなたの体の中にあるリンパ球などがあなたの体組織を攻撃するものですが、そもそもどういった原因で起こるかは解明されていません。
バセドウ病、橋本病、リウマチなどの自己免疫疾患は女性に圧倒的に多いことから女性ホルモンが関係していると考えられていますが、発症のメカニズムは未だにわからないのです。

そのためバセドウ病を完全に予防する方法も現在はありません。
つまりバセドウ病に対しては、発症後の対処で改善を目指していくこととなります。

発症後は自宅で安静にするのがポイント

バセドウ病では甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
その結果、異常発汗、手足のふるえ、疲れやすくなる、イライラする…といった様々な症状があらわれます。

こうした症状はバセドウ病の治療を開始して、甲状腺ホルモンの量を正常に戻すことで徐々におさまっていきます。

そのため治療開始後は自宅で安静にすることが大切になるのです。
バセドウ病では新陳代謝が活発になることから、運動や激しい動きはなるべく避けるようにして甲状腺の機能が回復するのを待っていきます。
体を過度に温めないために長時間の入浴も避けます。

このようにバセドウ病の改善のためには、毎日の生活のあり方が重要となります。
治療を開始したからと安心せずに、しっかりと安静にすることでバセドウ病の症状の改善が早まります。

過労やストレスを避ける

働いている人がバセドウ病になった際に注意したいのが以下の2つです。

バセドウ病で注意する点

  1. 過労
  2. ストレス

どちらも仕事からもたらされることも多く、必ずしもすべてを避けることはできません。
しかし、過労ストレスはバセドウ病を悪化させる恐れがあります。
そのため、ときには職場環境を見直し、過労とストレスをなるべく避けていきましょう。
こうした制限はバセドウ病の症状が改善されたタイミングでそれほど気にせずによくなるため、まずは辛抱することが大切です。

まとめ
以上のようにバセドウ病は基本的に予防できないものです。それは正確なメカニズムが解明されていないためなのですね。こうしたバセドウ病については、治療開始後に安静を保ち、過労やストレスを避けることが求められます。
そうしてバセドウ病を少しずつ改善していくことができるのです。

バセドウ病治療イメージ

甲状腺ホルモンに抑制がカギ!バセドウ病を治療しよう