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不眠症はあなたが自覚が大切
セルフチェック方法もあり
不眠症は心と体に悪影響を及ぼす深刻な病気です。しかし、多くの人が眠れないのは自分のせいだ‥と、自らを追い詰め、不眠症をさらに深刻化させてしまいます。
このような不眠症に対しては、早期に医師の診断を受けて治療に着手することが必要です。
そのため不眠症の検査診断を行うに際して役に立つ情報を自ら記録しておくようにしましょう。
不眠症については、医師がその場で不眠の状態を計測することが難しいため自覚症状が大切であるのです。
アテネ睡眠尺度でセルフチェックしてみよう
あなたの睡眠状態をチェックするためには、世界保健機関(WHO)が作成したアテネ不眠尺度がおすすめです。
以下の項目について、回答により点数が加算されていき、最終的に不眠の尺度を判断することができます。
1. 寝つきは?
- 寝つきは良い…0点
- いつもより少し時間がかかった…1点
- いつもよりかなり時間がかかった…2点
- 非常に時間がかかった、眠れなかった…3点
2. 夜間、睡眠途中に目が覚めることは?
- 問題になるほどではなかった…0点
- 少し困ることがあった…1点
- かなり困っている…2点
- 深刻な状態か、全く眠れなかった…3点
3. 希望する起床時間より早く目覚め、それ以上眠れなかったか?
- そのようなことはなかった…0点
- 少し早かった…1点
- かなり早かった…2点
- 非常に早かったか、全く眠れなかった…3点
4. 総睡眠時間は?
- 十分である…0点
- 少し足りない…1点
- かなり足りない…2点
- 全く足りないか、全く眠れなかった…3点
5. 全体的な睡眠の質は?
- 満足している…0点
- 少し不満…1点
- かなり不満…2点
- 非常に不満か、全く眠れなかった…3点
6. 日中の気分は?
- いつも通り…0点
- 少しめいった…1点
- かなりめいった…2点
- 非常にめいった…3点
7. 日中の活動について(身体的及び精神的)
- いつも通り…0点
- 少し低下…1点
- かなり低下…2点
- 非常に低下…3点
8. 日中の眠気について
- 全くない…0点
- 少しある…1点
- かなりある…2点
- 激しい…3点
こちらは4点を超えた時点で不眠症の疑いがあるため、早期に医師への相談をする必要があります。
ただし緊張やストレスによる一時的な不眠は誰にでもあることなので、大きなイベント前日に眠りが浅くとも、それだけで不眠症を心配する必要は原則としてありません。
不眠症の状態は自分で記録しよう
このようにセルフチェックできる不眠症ですが、具体的な状態はあなたの手で記録することが望ましくなります。
不眠症に疑いを持ったら、入眠にかかった時間、睡眠時間、中途覚醒回数、覚醒時間を細かくメモしていきましょう、
まとめ
以上のように不眠症はセルフチェックと記録を合わせてメモを行い、その結果をもって医師のもとを訪れるのがおすすめです。ただし記録に躍起になりすぎると、それも不眠症の原因となるため注意してください。
以上のように不眠症はセルフチェックと記録を合わせてメモを行い、その結果をもって医師のもとを訪れるのがおすすめです。ただし記録に躍起になりすぎると、それも不眠症の原因となるため注意してください。