小さなストレスから不眠症を発症することも
それこそ、あなたが表面的には気にしていないような小さなストレスの一つが重大な不眠症を招くこともあるのです。
また長期にわたる乱れた生活習慣が不眠症の原因となっていることもあります。
このように不眠症の原因は実に幅広いため、「この程度のストレスは大したことがない」と甘く見ることを避けて、原因に対して適切に対処していかなければなりません。
そうすることで自分を見つめ直し、健康的な睡眠をとることができるようになります。
ストレスと緊張による不眠症が多い
不眠症の原因としてよく挙げられるのが、ストレスと緊張です。
特に神経質な人は不眠症になりやすく、その理由は自らを追い詰めてしまうためです。
入眠障害型の不眠症の場合は顕著で、「7時間は眠らないと明日の会議で失敗してしまう…」「今日も眠りにつくまでに1時間以上かかっている…」と毎晩毎晩自分を追い詰めてしまうのです。
また仕事環境が悪かったり、人間関係に大きな悩みを抱えていたりすると、それがストレスとなり不眠症を発症します。
また重大なイベント前の緊張も不眠症につながります。
神経質な人はカウンセリングなどと併用して不眠症に対処していく必要があるでしょう。
生活習慣の乱れ
毎日の生活習慣の乱れも不眠症に繋がります。
特に昼夜が逆転しているような場合は、体の求める生活リズムと、実際のリズムの間に齟齬が起きて、それが不眠症になります。
人間の体の中には体内時計があり、朝日を浴びることで体も目覚めるというメカニズムを持っています。
これができないと、不眠症の症状が進むのです。
こころの病
うつ病や統合失調症などの心の病も不眠症の原因となります。
またこういった心の病によりネガティブな感情を持つようになると、それが不眠症を悪化させます。
そして身体の調子が整わず、さらに不眠症が悪化するという悪循環に陥るのです。
以上のように、不眠症の原因は実に幅広く、原因に応じた対処法が必要となります。心の病が原因となっているような場合は、そもそもの病気を治療しなければ不眠症を治すことが難しいこともあるのです。
人が健康的に生活していくために睡眠は欠かすことのできないものです。それゆえ、眠ることができないという不眠症はシンプルながら恐ろしい病気なのです。