女性の方がかかりやすい!急性腎盂腎炎の原因について

急性腎盂腎炎の腸内

急性腎盂腎炎の原因となる最近は様々

細菌と構造と理解しよう
急性腎盂腎炎は尿を一時的に溜める場所である腎盂が細菌に感染して起こります。

つまり細菌こそが急性腎盂腎炎の原因なのです。
しかし細菌といっても一種類ではなく、様々な細菌が原因となり得ます。
こうした細菌完成は日常生活を送っているだけで起こるケースもあるため、完全に防ぎきるのは決して簡単ではありません。

そのため普段から体を清潔に保ち、また免疫力を高く維持することで細菌に感染した場合の被害を小さくすることも重要です。
急性腎盂腎炎の原因を知り、その予防について考えていきましょう。

急性腎盂腎炎の原因となる細菌には多くの種類がある

急性腎盂腎炎は細菌が腎盂に到達して、そこで炎症を起こすことで発症します。
そして細菌には以下のように様々なものがあります。

急性腎盂腎炎の原因となる細菌

  • 大腸菌
  • 腸内細菌
  • 緑膿菌
  • 腸球菌
  • ブドウ球菌

この中でも最も急性腎盂腎炎につながりやすいのが大腸菌です。
大腸菌はその名のとおり大腸の中に住んでいますが、これが尿路に侵入することで炎症の原因となるのですね。
つまり肛門から何かしらの経路で弁が尿道に触れると、それだけで急性腎盂腎炎のリスクが高まります。

急性腎盂腎炎は女性がなりやすい

先ほど紹介したとおり、大腸菌はそもそも大腸に生息しており、排便時に便とともに体外に排出されます。
つまり便が尿路に触れてしまうと、それだけで大腸菌が尿路を通って腎盂にまで侵入する恐れがあるのです。
そして男性と女性では、尿道と肛門の距離が大きく違います。女性は尿道が広く、また肛門に近しい位置にあるため、それだけ大腸菌をはじめとした腸内細菌が腎盂まで侵入しやすいのです。

このことから急性腎盂腎炎は男性よりも女性がなりやすい病気となっています。
性交後や排便後に体を洗わずに長時間過ごしているとそれだけ急性腎盂腎炎のリスクが高まるので、普段から体を清潔に保つ意識を持つことが重要です。
こうした小さな行為が急性腎盂腎炎を予防するのですね。

まとめ
以上のように急性腎盂腎炎の原因となる細菌には様々なものがあります。大腸菌をはじめとした腸内細菌のように、そもそも人間の体の中にありながら急性腎盂腎炎の原因となるものもあるため普段からそうした細菌が尿路に侵入しないように体を清潔に保ちましょう。

特に女性は体の構造上、腸内細菌が尿路に侵入しやすくなっているのでなおのこと注意が必要です。

急性腎盂腎炎の超音波検査イメージ

尿検査・血液検査・超音波検査!急性腎盂腎炎の検査診断