薬物治療と入院治療!急性腎盂腎炎の治療を解説

急性腎盂腎炎_入院イメージ

まず薬物治療で細菌を除去

重篤な場合は入院治療へ進む
急性腎盂腎炎は腎盂に細菌が侵入して起こる病気です。

つまり細菌が原因となっているので、まずはこの細菌を除去するための治療が求められます。
それが薬物治療なのですね。
経口薬を用いた薬物治療のみで改善しない場合は、入院も含めた治療が必要となります。

また腎盂腎炎以外に基礎疾患がある場合は、そちらの治療も必要となります。
基礎疾患が残ると腎盂腎炎を繰り返すことになり、慢性化の恐れが出てくるためです。

あなたも急性腎盂腎炎の治療について知識をまとめ、万が一の場合に備えておきましょう。

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薬物治療

急性腎盂腎炎は様々な細菌により起こります。
そのため、まずはどういった細菌が原因となっているかを確認する作業が必要となるのです。
しかし細菌の特定は必ずしも容易ではありません。

そこで特定ができない場合は、幅広い細菌に効果のある薬物を使って行きます。

急性腎盂腎炎が軽度の場合は1週間から2週間の投薬での改善が期待できます。
しかし症状が改善したとしても抗菌薬を飲み続ける必要がある点には注意が必要です。
ここで投薬をやめてしまうと、再発の恐れがあります。

入院治療

急性腎盂腎炎が重篤な場合は薬物治療での改善が見込めないケースがあります。
そういった場合は、経口薬だけではなく抗菌薬の点滴をするために入院する必要があるのです。
こうした点滴による治療も概ね1週間から2週間が必要となります。
そして重篤な症状がおさまってからは、経口薬を用いた治療に以降していきます。

また入院して治療を行う場合も基礎疾患があれば、そちらも治療していきます。
急性腎盂腎炎は細菌が原因であることから再発しやすいものなので、入院治療は非常に安心感のあるものでしょう。
ただし1日あたり1万円~1万5千円かかるので、費用面では負担となります。
まずは専門医としっかり話し合い、そのうえで入院の要否を決めていきましょう。

まとめ
以上のように急性腎盂腎炎についての治療は、第一に薬物治療が用いられます。一方で症状が重篤な場合は点滴を行うために入院が必要となる場合もあります。薬物治療点滴治療もいずれも1週間から2週間かけて細菌を除去していくので、途中で投薬を中断してはいけません。

入院については高額療養費制度も使える場合があるため、そのときは費用を安くできます。あなたも入院の要否と入院期間から検討してみてください。

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