可能ならばMRIを撮りましょう
こちらの病気では、腰椎と腰椎をつなぐ椎間板が損傷し、飛び出した内部組織が背骨を通る神経を圧迫して症状が起きているためです。
そのため椎間板ヘルニアの検査診断にはレントゲン、CTおよびMRIといった画像検査が用いられます。
中でもMRIは椎間板ヘルニアの状態を目に見える形で示すことができるため、どのような治療方法をとるべきかも含めて詳細な診断をすることができます。
まずはMRIを撮ろう
椎間板ヘルニアの症状は腰の痛みだけではありません。
腰や臀部に痛みが起きることもありますが、それだけでなく手足の痺れや排尿障害という形で症状が表れることもあります。
つまり、症状のみで椎間板ヘルニアと診断するのは非常に難しいのです。
そのため椎間板ヘルニアの状態を知るには以下の画像検査が最適です。
- レントゲン撮影
- CT撮影
- MRI撮影
中でもMRIは椎間板ヘルニアの状態を非常に詳しく確認することができます。
具体的にどの部分の椎間板がどの程度損傷しているかにはじまり、神経の圧迫度合いや、積極的な治療の有無まで判断できるのです。
このように椎間板ヘルニアを見つけるためには、MRIが最もおすすめです。
MRIの撮影は診察料とあわせて10,000円~20,000円の負担で行うことができます。
検査診断は椎間板ヘルニアに深い知識と経験を有する病院で
このように椎間板ヘルニアの多くはMRIで詳細に確認することができます。
しかしごくわずかの椎間板の損傷などは必ずしもMRIに映らない場合もあります。
こういったものについては、他の撮影と組み合わせたり、問診結果をふまえて診断をしたりする必要があるため、医師がどれだけ椎間板ヘルニアについて深い知識と経験を有しているかに大きな影響を受けます。
そのため腰痛や手足の痺れが長続きして、椎間板ヘルニアを疑う際は、経験豊富な病院での検査診断をおすすめします。
以上のように椎間板ヘルニアの検査診断にはMRIが最も適しています。椎間板ヘルニアが日常生活に大きな支障をきたし、最悪の場合は手術を要するものであることを考えると、MRIを受ける費用をけちる意味はありません。
腰や手足の痺れと痛みが長続きする場合は、経験豊富な病院で椎間板ヘルニアの検査診断を受けてください。早期に発見し、適切な治療に着手することが症状の悪化を防ぎます。