手術も視野に入れて治療していこう!椎間板ヘルニアを治す方法

椎間板ヘルニアの投薬治療

多くの椎間板ヘルニアは自然に治るが、中には手術を要するものもある

3か月以上症状が続くと手術を検討
椎間板ヘルニアは腰の病気でありながらその症状は幅広く、手足の痺れや排尿障害を引き起こすこともあります。

これは損傷した椎間板の組織が飛び出し、背骨を通る神経を圧迫しているためです。
神経が圧迫されることで、全身に症状が起こるのですね。
このような椎間板ヘルニアの多くは必ずしも症状が重篤ではないため、腰への負担に気を付けて生活していくことで自然と治ります。

しかし中には手術を要するほど症状が重篤になるものもあります。
あなたが椎間板ヘルニアを治療しようとする際は、MRIなどで患部の状態を正確に把握し、その上で適切な治療方法を選択することのできる経験豊富な病院を探す必要があります。

多くの椎間板ヘルニアは自然に治る

椎間板ヘルニアの症状が軽度である場合は、腰への負担に気をつけて生活することで自然に治すことができます。
飛び出した椎間板が完全に元の位置に戻らなくとも、神経を圧迫しない程度に引っこむことで、神経が圧迫されることによる全身の症状が落ち着くためです。

ただしこれらの軽い椎間板ヘルニアであっても、発症当初は痛みを伴うことも多く、炎症をおさえる投薬ブロック注射が行われることもあります。炎症をおさえる薬は、炎症に伴う痛みや腫れを軽減する効果が期待できますが、胃の痛みや吐き気を伴う場合もあるので医師と相談しながら服用していく必要があります。

重度の場合は手術が必要

椎間板の損傷がひどく、症状が重篤になって日常生活に支障をきたす場合は、手術による治療が必要となります。
椎間板ヘルニアの手術では、組織の飛び出しを改善するものが行われます。
多くの場合、手術を受けることで椎間板ヘルニアの症状は大幅に軽減されます。
しかし、日常生活の中に椎間板を損傷させる原因が依然として存在する場合は、再発の恐れもあります。

このような椎間板ヘルニアの手術は、全身麻酔を用いて1時間程度で行われ、入院期間は1週間程度となる場合が多いです。
そして、20万円前後の費用がかかります。所得などの条件によっては高額療養費制度を使うことができ、その場合は10万円程度で済ませられる場合もあります。

まとめ
以上のように、椎間板ヘルニアの多くは自然治癒が期待できます。ただし、痛みがある場合は必要に応じて投薬ブロック注射がなされます。

一方で重篤なものについては、手術を行う必要もあります。椎間板ヘルニアの治療は着手を早くすることが大切です。あなたも違和感を覚えた場合は早期に専門医の診察を受けましょう。

ぎっくり腰の激痛イメージ

激痛、若い人の注意!クセになると恐ろしいぎっくり腰の特徴