自己免疫疾患の一つ!バセドウ病ではリンパ球が自分を攻撃

バセドウ病_自己免疫疾患イメージ

なぜ自己免疫疾患が起こるかは解明されていない

バセドウ病を予防するのは難しい
バセドウ病は自己免疫疾患の一つであり、リンパ球が甲状腺に影響を及ぼすことで甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こります。

このようにバセドウ病がリンパ球の異常な働きから起こることはわかっているのですが、そもそもなぜリンパ球が異常な働きをするのかは解明されていません。
つまりバセドウ病の根本的な原因は未だに不明なのですね。
こうした原因不明は、リウマチ橋本病などの他の自己免疫疾患でも同じです。

そして原因が正確に解明されていないため、バセドウ病をはじめとした自己免疫疾患は完全な予防が難しくなっています。

自己免疫疾患とは

通常、免疫機能は外部から侵入した細菌やウイルスからあなたの体を守るためにあります。
つまり免疫が攻撃するのはあくまであなたの体に必要のない物質なのですね。
しかし、こうした免疫機能が何らかの原因から異常に働き、あなたの体そのものを攻撃するケースがあります。
こうしたものが自己免疫疾患と呼ばれています。
バセドウ病もその一つです。

このようにして免疫が自分自身を攻撃する場合がることは知られていますが、それがなぜ起こるのかは解明されていません。
バセドウ病、リウマチ、橋本病はいずれも男性よりも女性に圧倒的に多い病気なので、女性ホルモンが何らかのかたちで関わっているのではないかとは考えられていますが、正確なメカニズムは未だに不明なのです。

リンパ球の働きによる甲状腺の機能異常

このようにバセドウ病の正確なメカニズムは未だに解明されていませんが、リンパ球が甲状腺に対する抗体を作り出すことで甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることはわかっています。
つまり根本的な原因こと不明ですがバセドウ病となったときに体の中で何が行われているかはわかっているのですね。

そのためバセドウ病の治療では、過剰に分泌された甲状腺ホルモンの量を正常に戻すことが行われます。
このようにバセドウ病の根本的な原因は不明だとしても、症状を引き起こすメカニズムの一端は解明されているので治療が可能なのです。

まとめ
以上のようにバセドウ病はリンパ球の異常な働きで、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こります。しかし、なぜリンパ球が異常な働きをするのかという点は未だ解明されていません。女性ホルモンが何らかのかたちで関係していると考えられていますが、すべてが解明されるのは先のこととなるでしょう。

しかし甲状腺ホルモンの過剰分泌から症状が起こることはわかっているので、治療ではホルモン量を正常にすることを目指します。

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