睡眠障害の原因には様々なものがある
睡眠障害は広い意味で、睡眠に何らかの異常が起きている状態を指します。
それこそ不眠症も睡眠障害に含まれますが、日中に過度に眠気を感じるような過眠の症状も睡眠障害に含まれます。
またいびきや無呼吸といったものも睡眠障害に含まれるのです。
そのため睡眠障害の原因は、具体的な症状ごとに異なる恐れがあります。
睡眠障害を改善するためには、原因を正確に特定し、それぞれに適した対処法を用いる必要があるのです。
睡眠に大きく関係する「メラトニン」
睡眠には「メラトニン」というホルモンが大きく関係しています。
メラトニンは日光を浴びることで、脳から分泌されるもので覚醒と眠気を起こすのです。
つまりメラトニンが正常に分泌されることで、人は適切な時間に目を覚まし、適切な時間に眠くなります。
しかし生活が夜型になり日光を浴びる機会が少なくなると、このメラトニンの分泌に異常が起こります。
そして睡眠障害を誘発するのです。
精神的なものが原因となっている場合
睡眠障害には精神的なものが原因となっていることも少なくありません。
特に大きく関係するのがストレスです。
それこそ昨今は寝る直前までスマートフォンを操作していることもあり、機器からの強い光で夜間であるにもかかわらず脳が覚醒状態にあることも少なくありません。
強い光は人の交感神経を活発化させるため、心身がリラックス状態になることができなくなるのです。
また人間関係や仕事のストレスに頭を悩ませ続けることも、睡眠障害に繋がります。
常に脳や心にストレスがかかった状態にあると、やはり人の体はリラックスをすることができず、それだけ眠りに異常が起きやすくなるのです。
肥満も睡眠障害の原因になり得る
睡眠障害にはいびきや無呼吸の症状があるため、肥満も睡眠障害の原因となります。
こちらは脂肪により睡眠時に気道が塞がれ、呼吸時に異常な音を発するものです。
規則正しく、精神的に安定しているにもかかわらず睡眠障害の症状が出ている場合は、身体的な部分に原因がないか確認してみてください。
以上のように睡眠障害の原因はメラトニンの分泌異常のみならず、精神的なものや肉体的なものが関係していることも多いです。これらの原因を正確に把握するためには、 あなたの自覚症状のみならず専門医や家族からの意見も参考にする必要があるでしょう。