いかに規則正しい生活を送るかが重要
それでいて肝炎が進行し肝硬変になると、肝臓の機能が著しく低下して全身に悪影響を及ぼします。
また最終的に肝不全となると、肝臓の機能がほとんど失われる恐れもあります。
このように肝硬変は知らずしらずのうちに進むもので、非常に恐ろしい病気ということができます。
そのため毎日の生活を見直すことで肝硬変を予防していくことは大切です。
あなたも食生活とアルコール量を中心に毎日の生活を今一度振り返ってみてください。
食生活を見直そう
肝臓はアルコールを分解する機能が注目されていますが、実はそれ以外にも様々な機能を有しています。
そして肝臓に脂肪がつくのは、アルコールだけが原因ではありません。
むしろ日本人の脂肪肝については、アルコールに由来するものよりも糖質の過剰な摂取によるものが多くなっています。
日本人はそもそも主食として米を食べるため、糖質の過剰摂取になりやすいのですね。
それに加えて、昨今の利便性の向上によりコンビニの弁当やスーパーのお惣菜を頻繁に口にすると、それだけ肥満および脂肪肝が進行します。
そして肝硬変になるのです。
食生活を改善するためには以下のポイントに注意しましょう。
- 炭水化物の摂取を控える
- 肉だけでなく、魚および豆腐でたんぱく質を摂取
- 緑黄色野菜、根菜、海藻類を取り入れる
- コンビニ弁当、お惣菜の頻度を下げる
- 腹八分目を意識する
これらすべてを一度に実行するのは難しいものです。
また人それぞれの仕事や親族関係によって、正解となる食生活は変わります。
そのため上記のポイントを意識しながら、あなたに合った食生活を少しずつ整えていくのが大切です。
アルコールは週4日程度におさえる
肝臓への負担を小さくするために休肝日を作ることの重要性はよく耳にしますが、休肝日は少なくとも週3日ほど作るのがおすすめです。
またいくら休肝日を作っても一度の飲酒量が多ければ意味はありません。
1日あたりの摂取量はアルコールのみで20gほどがおすすめです。
このように肝硬変は毎日の生活を変えることで予防改善することができます。特に食生活については注意が必要なので、あなたも今一度毎日の食事を見直してみてください。
またアルコールに関しては、一度の摂取量と休肝日に注意する必要があります。