日本人の4人に1人!?増えている脂肪肝の特徴

脂肪肝_女性脂肪イメージ

肝臓に脂肪が蓄積して、肝機能の低下が起こる

生活習慣病のリスクも高める脂肪肝
脂肪肝は文字通り、肝臓に脂肪が蓄積して起こる病気です。

昨今、日本人の食生活が変わったことにより脂肪肝になる患者が増えています。
それこそ現代は日本人の4人に1人が脂肪肝であると指摘されてもいるのです。
このように脂肪肝は現代病の一つということができます。

こうした脂肪肝については、生活習慣病のリスクを高めるので日頃から注意していく必要があります。
また飲酒習慣がなくても脂肪肝が進行する場合があるので、特徴をぜひとも知っておいてください。

なぜ肝臓に脂肪が蓄積していくのか

私たちは食事を通して資質を摂取しますが、それははじめに小腸で吸収されます。
そして、吸収された脂質は肝臓へと送られ、そこで脂肪酸に分解されます。
また同時に食事を通して摂取された糖質は同じように小腸から吸収されて、肝臓で中性脂肪に変えられます。

このように肝臓には脂肪酸と中性脂肪が存在しますが、消費エネルギーよりも摂取エネルギーが多いと、これらの脂肪酸と中性脂肪が消費されず、肝臓に蓄積してしまうのです。
こうして脂肪肝が進行します。

肝臓というとアルコールを分解する機能が注目されますが、このように栄養素を溜めておく役割も持っているのですね。
それが脂肪肝につながります。

日本人の脂肪肝の大半は飲酒ではなく食事による

日本人はそもそも遺伝的に必ずしも多くのお酒を飲めない傾向にあります。
そのため日本人に起こる脂肪肝の多くは飲酒ではなく、食事によるのです。
特に普段から脂質や糖質の大量に含まれた食事を摂取していると、肝臓にどんどん脂肪が蓄積されていきます。
また運動習慣を持たないことから、消費エネルギーが不足していることからも、日本人の肝臓には脂肪が蓄積されやすくなっています。

このようにお酒を飲まない人であっても、脂肪肝には注意すべきなのです。
加齢や生活習慣の変化によって、消費エネルギーが小さくなっている場合は、肝臓の状態を細かくチェックしていきましょう。

まとめ
以上のように、脂肪肝は肝臓に脂肪が蓄積するもので、生活習慣病の原因となります。そして脂肪肝は飲酒習慣がなくとも進行していくため、生活習慣が乱れがちな人は肝臓の状態を細かくチェックしていく必要があります。

特に普段から食事量が多く、運動習慣のない場合は脂肪肝が知らずしらずのうちに進行している場合があるため、一度は検査をしてみましょう。

脂肪肝糖質イメージ

明確な症状はないながらも注意が必要!脂肪肝の症状について