生活習慣を見直そう
このような痛風を予防改善していくためには、毎日の生活の中で尿酸をコントロールする必要があるのです。
そして尿酸のコントロールは毎日の生活を見直すことで行うことのできるものです。
歩行が困難になるほどの激痛を避けるためにも、毎日の生活を見直して、体内に過度な尿酸を溜めないように注意していきましょう。
体内の尿酸をコントロールする4つのポイント
痛風を予防改善するためには以下の4つが重要です。
- 食べ過ぎを避ける
- ストレスを解消する
- お酒を控える
- 毎日水を2リットル飲む
以下ではそれぞれについて解説していきます。
食べ過ぎを避ける
食べ過ぎはまさに痛風の原因となるものです。
特に肉や魚を過剰摂取すると、排出しきれない量の尿酸を体内に抱え込んでしまうこととなり、痛風に直結します。
特に以下のものはプリン体の含有量が非常に多いものなので、日頃から多く食べている場合は注意が必要です。
- 鶏レバー
- イワシの干物
- あん肝
- 白子
- DNAなどの健康食品
- カツオ
- オキアミ
ストレスを解消する
ストレスがたまると、それだけ尿酸値が上昇します。
そのため定期的なストレス解消も痛風の予防に大きな効果を発揮するのです。
また運動でストレスを解消する際は、有酸素運動を心がけてください。
身体に大きな負担のかかる無酸素運動は体内の尿酸値を上昇させてしまうためです。
お酒を控える
よく知られた話ですが、お酒も痛風に繋がる危険性を有しています。
そのたけお酒については以下の量を参考に、休肝日を作りながら楽しむ必要があります。
- ビール・・・500ml
- 日本酒・・・1合 (180ml)
- ワイン・・・180ml
- 焼酎・・・100ml
- ウイスキー(蒸留酒)・・・60ml
ちなみにプリン体カットのお酒だから大丈夫と考えている人がいますが、実はアルコールそのものに尿酸値を上昇させる効果があります。
つまりプリン体カットのお酒であっても、上記を超えた量を飲むことで痛風のリスクが高まるのです。
毎日水を2リットル飲む
身体が水不足になると正常に尿酸を排出することができなくなります。
そのため、毎日2リットル程度の水を飲み、尿を排出しやすい状態を作ることも痛風予防につながります。
室内が乾燥しているような場合はそれだけ体の水分も外に出ていってしまうため、意識して水分を摂取する必要があるでしょう。
以上のように痛風は普段の生活に注意することで予防していくことができます。特に食事とお酒は体内の尿酸値を上昇させる要因となるため気を付けていく必要があります。
また水分補給とストレス解消で溜まった尿酸を正常に排出するのも忘れてはならないポイントです。