まずは痛みをおさえる!痛風治療は、激痛と尿酸に対して行われる

痛風鎮痛剤イメージ

まずは痛みを和らげないと何もできない

痛風に対する2つの治療
痛風は体内に溜まった尿酸を原因として、激しい痛みを伴う症状を引き起こします。

そのため痛風が発症した場合は、激痛に関する治療と原因となる尿酸への治療が必要になるのです。
それこそ痛風は歩行困難になるほどの激痛を伴うため、実際に症状が表れた場合は何よりも先に痛みを緩和する治療が必要となるでしょう。

痛風の治療は診察を受けた上で専門医の手によって行われますが、治療に関する知識を仕入れておくことでセカンドピニオンに役立てることができます。

関節痛には鎮痛剤

痛風の最大の特徴は歩くことができなくなるほどの痛みです。
そのため痛風の症状が起きた場合は第一に痛みを緩和する治療が施されます。
その際に使われるのが非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAID)です。

正直なところ、痛風の痛みを我慢しながら根本的な治療を受けるということには無理があります。
そのためまずは関節に起きた炎症をしずめる必要があるのですね。NSAIDは多くの場合、1日~5日の間で行われます。

そして痛風の激痛がおさまったところで、根本的な治療にうつっていくのです。

尿酸値に対する2つの治療

痛風の激痛がおさまったからといって安心することはできません。
また体内の尿酸値が高まれば、同じように痛風の発作を起こすためです。

そのため激痛を和らげた後は、体内の尿酸をコントロールする治療にうつっていくことになります。
代表的なものは以下の2つです。

尿酸をコントロールする2つの方法
  1. 尿酸降下薬
  2. 生活習慣の改善

尿酸降下薬とはその名のとおり、体内の尿酸値を下げる薬です。
痛風が発症した場合は、この尿酸降下薬を用いて尿酸値「6.0mg/dl」を目指していきます。
尿酸降下薬は継続して飲む必要があり、また副作用の恐れもあることから服用期間は定期的に医師の診察を受け、体の状況を確認していく必要があります。

また治療として生活習慣の見直しがなされることも多くなっています。
その中では痛風を予防する際と同様に、食事および飲酒習慣の見直し、ストレス解消方法と運動習慣についてのアドバイスもなされます。
痛風には遺伝的な原因も大きく関係しますが、そうであっても毎日の生活の中で尿酸を溜めないように
することは非常に重要なのです。

まとめ
以上のように、痛風に対する治療は、はじめに非ステロイド系消炎鎮痛剤を用いて激痛に対して行われます。そして歩くことができるようになる程度に痛みがおさまったら、そこから尿酸に対する治療を開始していきます。

体内の尿酸を減らすためには、投薬生活習慣を改善することが大きな効果を発揮します。

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