複数の病気が心臓弁膜症の原因となる
先天的な原因によるものもある
心臓弁膜症は、心臓弁が開きにくくなったり、閉じにくくなったりする病気です。そのため心臓が全身に血液を適切に送ることができなくなってしまうのです。
その結果、極度の疲労感・倦怠感、動悸・息切れといった症状を起こし、ときには失神につながる恐れもあります。
このように恐ろしい心臓弁膜症ですが、その原因は実に様々なのです。
そのため心臓弁膜症を完全に予防すること難しくなります。
しかし原因を知っておくことで、症状を関連付けて病気の手掛かりを得ることもできるのです。
心臓弁膜症の原因については、先天的なものと後天的なものに分けてしっかりと理解しておきましょう。
先天的な原因
心臓弁膜症の原因には先天的なものも多く存在しています。
それこそ生まれつき心臓弁の形に異常があれば、それだけ心臓弁膜症になるリスクも高まります。
弁の形の先天的な異常については以下のパターンがあります。
先天性の原因パターン
- 先天的に弁が小さい
- 先天的に弁の形に異常がある
- 先天的に弁が大きい
心臓弁膜症が起こると、弁は「狭窄」もしくは「閉鎖不全」の状態となります。
狭窄とは弁の開きが悪くなることで血液が通りにくくなるもので、閉鎖不全は弁が閉じにくくなることで血液が逆流するものです。
つまり先天的に弁の形に異常があると、狭窄も閉鎖不全も起こりやすくなってしまうのですね。
後天的な原因
続いては心臓弁膜症の後天的な原因についてみていきましょう。
後天的な原因に様々なので、以下を確認してみてください。
後天的な原因パターン
- リウマチ熱による弁の炎症
- 動脈硬化もしくは加齢による弁の硬化
- 弁に細菌が感染する
- 心筋梗塞で弁を支える組織が壊れる
- 大動脈解離の影響
このように心臓弁膜症の原因には様々なものがあります。
他の病気が原因で起こる場合もあるため、先天的に弁の形に異常がなくても注意しなければならないのです。
まとめ
以上のように心臓弁膜症の原因には先天的なものと後天的なものがあります。そして先天的な異常がなくとも、他の病気のせいで心臓弁膜症を引き起こす場合があります。つまり心臓弁膜症の完全な予防は実に難しいのですね。
以上のように心臓弁膜症の原因には先天的なものと後天的なものがあります。そして先天的な異常がなくとも、他の病気のせいで心臓弁膜症を引き起こす場合があります。つまり心臓弁膜症の完全な予防は実に難しいのですね。
そのため他の病気とあなたの体に表れた症状を関連付けて心臓弁膜症を疑っていく必要があります。そうすることで、症状からは見抜きにくい心臓弁膜症を適切に見つけ出すことができるのです。