寄附額と控除額を一致させる!ふるさと納税の返礼品はあなたが欲しいものを

ふるさと納税返戻金牛肉イメージ画像

ふるさと納税の返礼品の上手な選び方

返礼品は物によってお得!?
昨今、大きな話題を呼んでいるふるさと納税ですが、返礼品を選ぶ際に迷うことはありませんか?もちろん返礼品はあなたが欲しいと考えるものを選んで問題ないのですが、節税との関係でついついお得なものを…と考えてしまうのも当然です。
そこで今回の記事ではふるさと納税の返礼品と節税の関係について解説します。
最終的には、あなたが欲しいと考えるものを選んでよいという結論になります。

ふるさと納税は税金の支払先を変えるだけ

そもそもふるさと納税をすることがそのまま節税に繋がると考えているかもしれませんが、それは完全に正しいわけではありません。
なぜならば、ふるさと納税は原則として税金を支払う自治体を変えているだけだからです。

通常、あなたはあなたが住んでいる自治体に住民税を支払います。
しかし、あなたがふるさと納税を利用して特定の自治体に寄附を行うと、確定申告を経て「寄付額-2,000円」があなたの次の税金から控除されます。

つまりこれだけでは、あなたは税金の支払い先を変えて、2,000円の支出をしただけとなります。
つまり損です。
そこであなたに損をさせないために登場するのがふるさと納税の返礼品です。

あなたから寄附を受けた自治体は、あなたに対して寄附のお礼に返礼品を渡します。
つまりあなたは、実質2,000円で返礼品を取得できたこととなるのです。

控除額の範囲内であなたの欲しいものを選ぼう

このようにふるさと納税の返礼品は、確定申告をするという手間こそ発生しますが実質2,000円で入手することができます。
そして、2017年4月よりふるさと納税の返礼品は寄付額の30%までの価値のものとするようルールが定められています。

つまり自治体としては30,000円の寄付額については、10,000円までの価値の返礼品を贈ることができるのです。
この時点で10,000円のものを実質2,000円で手に入れることができるため相当にお得です。

ちなみに寄附を行うことで将来の税金から控除が行われる限度額は、あなたの年収や家族構成によります。
大まかな目安としては年収450万円の独身男性で控除限度額は50,000円前後となります。
控除額を超えて寄附を行っても、超えた分は単なる支出となるため注意してください

総務省のページに年収や家族構成ごとの控除額の目安が一覧表となって掲載されていますので、あなたの控除額をチェックしていてください。

このようにふるさと納税返礼品については、控除額の範囲に収まる寄付金額で手に入れられるもの中からあなたが最も欲しいものを選択するのがおすすめです。

まとめ
以上のように、ふるさと納税は原則として税金の支払先を変えるだけのものですが、返礼品を実質2,000円で手に入れることができます。

ただし将来の税金から寄付額が控除される限度額は、あなたの年収や家族構成により異なります。そのため控除額の範囲内においてあなたが最も欲しいと思う返礼品を選択することが賢い手段となります。

税金の仕組みイメージ

実質的に指定できる!ふるさと納税の寄付金の使い道から自治体を選ぶ