糖尿病は何よりも合併症が怖い
最悪の場合、脚の切断
糖尿病はそれ自体もさることながら、合併症が何よりも恐ろしい病気です。それこそ糖尿病が原因となって足を切断しなければならないこともあるくらいです。
これは糖尿病の合併症として神経障害を併発することで起こります。
また糖尿病には他にも様々な合併症があります。
こういった点を正しく理解することは、糖尿病の恐ろしさを知ることであり、毎日の生活をコントロールする動機となります。
糖尿病はインスリンが糖を分解しないことによる
私たちの体内には糖が存在しますが、通常は膵臓で作られるインスリンという物質が糖を分解してエネルギーにしています。
しかし、何らかの原因によりインスリンの働きが不十分になると、私たちの体にはそれだけ糖が溜まっていくのです。
そして溜まった糖が糖尿病を引き起こします。
インスリンの働きが不十分になる原因は以下の3つがあります。
インスリンが不十分になる原因
・膵臓でインスリンがほとんど作られない
・膵臓で作るインスリンが十分でない
・インスリンは作られるが、糖の分解に作用しない
この中で「膵臓でインスリンがほとんど作られない」ことを原因とするものは1型糖尿病と呼ばれています。
残りの2つを原因とするものは2型糖尿病になります。
糖尿病の合併症
前述したとおり、糖尿病には様々な合併症があります。
代表的なものは以下のとおりです。
糖尿病の合併症
・糖尿病性神経障害
・糖尿病性腎症
・糖尿病性網膜症
・動脈硬化
・脳卒中
・心筋梗塞
この中で足の切断に繋がる恐れのあるものが糖尿病性神経障害です。
神経障害が進み、末端の神経が機能しなくなることで細胞が壊死し、最悪の場合は足の切断が必要となるのです。
また血中の糖度が高くなるとそれは動脈硬化につながり、最悪の場合は脳卒中や心筋梗塞といった命を脅かす病気になります。
このように糖尿病は様々な合併症につながる恐れのある危険な病気なのです。
そのため糖尿病については1型か2型かを素早くチェックし、適切な治療方法で対処していく必要があります。
まとめ
以上のように、糖尿病はそれ自体でも日常生活に支障をきたす症状を持ちますが、進行することで様々な合併症につながる恐ろしさを持っています。そのため糖尿病は日頃の生活の中で原因をなるべく取り除き、予防していくのが一番なのです。
以上のように、糖尿病はそれ自体でも日常生活に支障をきたす症状を持ちますが、進行することで様々な合併症につながる恐ろしさを持っています。そのため糖尿病は日頃の生活の中で原因をなるべく取り除き、予防していくのが一番なのです。
また症状は表れた場合はすぐに医師の診察を受けることが大切です。