心臓弁膜症の原因は先天的なものもある
この中で先天的な原因は当然ながら予防することはできません。
一方で後天的な原因の一部については予防改善していくことができます。
後天的な原因の中でも最も注意すべきは動脈硬化によるものです。
しかし動脈硬化は加齢により起こる部分もあるため、完全に予防できるわけではありません。
しかし、生活習慣に注意することで進行を防ぐことはできます。あなたも毎日の生活を見直して、動脈硬化を防ぎ、それをもって心臓弁膜症を予防していきましょう。
動脈硬化について
動脈硬化とは血管が柔軟性を失い、また血管が狭くなる状態を指します。
そして血管は加齢により徐々に柔軟性を失っていきます。
つまり歳をとるだけで動脈硬化が進む点については、避けようのない部分があるのです。
こうした動脈硬化が起こると心臓弁が硬化する場合があります。
その結果、弁の開閉機能に異常が起こり、心臓弁膜症となるのです。
つまり心臓弁膜症も加齢とともに起こる恐れを持つのですね。
動脈硬化の予防方法
動脈硬化は主に以下の要素により進行していきます。
- 高血圧
- 喫煙
- 肥満
そのため上記を防ぐことこそ心臓弁膜症を防ぐことにつながります。
そして動脈硬化を予防するためには、以下がおすすめです。
- 食生活の改善
- 運動習慣の確保
- 禁煙
食生活については、お惣菜、コンビニ弁当、肉を減らし、野菜、海藻類、植物性たんぱく質を摂取することを心がけましょう。
現代人は食生活が乱れがちで、多くの人が日常的にお惣菜やコンビニ弁当を摂取しています。
それらは確かに手軽なのですが、栄養バランスに優れているとはいえません。
そのためせめて週1回程度の摂取におさえて、他の日は上記した野菜などを使って手作りしたものを食べていきましょう。
また体脂肪を減らすために、定期的に運動することも重要です。
さらに、そこに禁煙を加えると動脈硬化を予防する効果は高くなるでしょう。
以上のように、心臓弁膜症には先天的な原因と後天的な原因がありますが、後天的な物の一つに動脈硬化があります。動脈硬化が起こることで心臓弁が硬化し、それが心臓弁膜症につながるのですね。
そのため食生活を見直し、運動習慣を確保し、禁煙することで心臓弁膜症を予防改善していきましょう。