3つの原因を知って、脂肪肝を回避しよう
特に日本人は普段から米という形で糖質を多く摂取するので、知らずしらずのうちに脂肪肝が進行していくのです。
そして忙しく働くことで運動習慣を確保できずにいると、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、脂肪が肝臓にも蓄積されていきます。
このような脂肪肝は食事、運動不足、ダイエットの3つで進行していきます。
それらについて詳しく確認し、生活習慣病の原因となる脂肪肝を予防改善していきましょう。
糖質と脂質の多い食事
糖質と脂質の多い食事は脂肪肝を進行させます。
肝臓への負担というと、第一にアルコールが想像されますが、実は日本人の脂肪肝の多くは飲みすぎよりも食べ過ぎによって起こっています。
特に日本人が普段から摂取するもので脂肪肝の原因となるのは以下の飲食物です。
- 米
- 果物
- 揚げ物
これらは糖質が多く含まれているため、肥満と脂肪肝の原因となります。
運動不足
先ほど摂取エネルギーと消費エネルギーの差が脂肪肝を進行させると述べましたが、ここには運動不足も関係しています。
つまり運動習慣を持たないことから一日の消費エネルギーが低くなり、それによって無駄な脂肪が体に蓄積されていくのですね。
特に満員電車での通勤とデスクワークを生業としている場合は、仕事終わりに疲れて切ってしまい、なかなか運動することができなくなります。
また、最近ではテレワークで全く歩かないなったという方も多いでしょう。
こうした状況はまさに脂肪肝を悪化させるので、日頃から注意が必要でしょう。
ダイエット
ダイエットは摂取エネルギーを減らすため脂肪肝を悪化させることにはつながらないと考えられがちですが、過剰に食事を減らすダイエットによって体が飢餓状態となることで脂肪肝が進行する場合があります。
体が飢餓状態になると、体の消費エネルギーが大きく低下して、かえって消費エネルギーが摂取エネルギーを上回ってしまう場合があるのです。
こうした状態を「低栄養性脂肪肝」といいます。
以上のように、脂肪肝は食事、運動不足、ダイエットの3つから進行する場合が多くなります。特に日本人は普段から糖質をよく摂取するので、食生活には注意していきましょう。
結局は過剰なダイエットをしないことも含めて、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを整えつつ健康的な生活をすることが脂肪肝を防いでいくのです。