糖尿病は合併症の前に治療すべき
つまり糖尿病は合併症に繋がる前に治療を開始する必要があるのです。
そして具体的な治療方法には大きく分けて投薬治療と食事療法があります。
あなたも糖尿病の治療について正しく把握し、早期に開始することのできる態勢を整えておきましょう。
そうすることで負担の大きい合併症を回避することができます。
糖尿病の投薬治療
糖尿病は体内のインスリンの不足および非作用により糖が分解されなくなることで起こります。
そのため糖尿病における投薬治療では以下の2つが主に用いられます。
- インスリンの分泌を促す経口薬
- インスリンそのものの注射
いずれも後述する食事療法では間に合わないような状態に用いられます。
経口薬を用いた治療については、月3,000円~10,000円程度が相場となります。
実際に使用する薬により費用は上下しますが、後述するインスリン注射および合併症に関する治療よりは低額となります。
インスリン注射は体内でインスリンがほとんど作られないような場合に用いられます。
費用としては月10,000円~15,000円程度は必要となってしまいます。
しかし近年はインスリンの後続品も流通するようになり、これからコストが低くなっていくことが期待されています。
糖尿病の食事療法
糖尿病の食事療法は非常にロジカルに行われます。
はじめに、患者が一日を過ごすために必要なカロリーが計算されます。
こちらは体重、筋肉量、年齢などにより異なるものです。
そして、その上でカロリーの過剰摂取を控えていきます。
つまり自然に生活していても消費されるカロリーしか摂取しないことで、体内に糖が蓄積されるのを防ぐのです。
また炭水化物を含む主食を減らし、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを積極的に摂取する指導がなされます。
食事療法ではこうして体内の糖分をコントロールしていくのです。
こちらは食費を除くと、定期的な診察代がかかるのみとなります。
以上のように、糖尿病に関する治療は投薬治療と食事療法が行われています。冒頭で述べたとおり、糖尿病が進行することで合併症が起こり、体にも財布にも大きな負担がかかります。
そのため糖尿病は合併症が起こる前に適切な形で治療していかなければならないのです。あなたも専門医と相談し、日々の食事を改めることから始めてみてください。