脈拍の乱れにすぐに気づくことができるわけではない
それこそ全力で走った後ならば心拍が乱れていることに気づけるでしょうが、それは乱れの程度が大きいためですね。
極端な話をすると、脈拍が1つ飛んだ程度で、それに気づくことはできないのですね。
そのため動悸を知るためには、心拍が乱れたことによって起こる症状に注目する必要があります。
時には意識をうしなうなどの重大な事態になる恐れがあるため、なるべく早い段階で小さな症状をとらえていきましょう。
日常生活で脈拍の小さな異常に気づくことは難しい
冒頭でも述べたとおり、日常生活で心拍および脈拍の小さな異常に気づくのは難しくなっています。
それこそ心電図を用いると小さな異常にも気づくことができるのですが、感覚でそれに気づくのは無理なのです。
そのため以下で紹介する小さな症状から動悸を判断していてください。
動悸が起こることによる症状
動悸は心拍や脈拍に異常が起こることですが、前述したとおりそれだけで異常に気づくことはできなくなります。
そのため心拍や脈拍に異常が起こることから間接的に表れる以下の症状に目を凝らしていきましょう。
- くらくらする
- めまい
- 胸の不快感
- 胸の痛み
- 疲れやすさ
動悸が起こることで、これらの症状が発生する場合があります。
痛みは、胸が詰まるようなもので長くは続きません。
数秒から数十秒でおさまる痛みなので、注意しなければ動悸と結び付けて考えることができないのですね。
またこうした症状はついつい疲れと結び付けて考えてしまいます。
これも動悸に気付きにくくなる理由の一つとなっています。
普段から忙しく働いている人こそ、上記のような症状があった際に一度は医師の診察を受けるようにしてください。
このように動悸自体に気づくことは難しいため、動悸が起こったことによる間接的な症状に注目していく必要があります。胸の痛み、胸の不快感などは、それだけで動悸を判断することが難しいので、まずは医師の診察を受けましょう。
その際は動悸が起こった状況を正確に伝えることができると、医師が原因を判断しやすくなります。動悸は精神的な原因を有する場合もあるため、シチュエーションをしっかりと把握するように努めてください。