痔の治療方法は様々
しかし痔は悪化により日常生活に支障をきたすことも多く、また痔だと思っていたものが違う大きな病気だったという場合もあります。
そのため痔についての検査診断はなるべく早期に行うことが望ましいのです。
そうすることで、痔の治療を早期に開始することができます。
そして、痔の治療方法は、具体的な痔のタイプにより異なります。
3つのタイプの痔とそれぞれの治療方法
痔は大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
- 裂肛
- 痔核
- 痔瘻
そして、それぞれのタイプにより具体的な治療法は大きく異なるのです。
つまり、痔の治療に臨むに際しては、まずは痔の状態を知る必要があるというわけです。
そのため「単なる痔だから放置して治そう」という態度は危険を伴います。
裂肛の治療方法
裂肛は一般的に「切れ痔」と呼ばれるものです。
そして、痔核についで多くの人に経験のある痔となります。
裂肛は初期のものと何度も繰り返す慢性化してもので治療方法が大きく異なります。
初期のものに対しては食生活を整える目的の保存的療法と薬物療法が用いられます。
いずれも治療としては体への負担が小さいもので、3,000円程度から始めることができます。
これに対して慢性化した裂肛については手術が行われることもあり、こちらは入院期間の長短により40,000円~100,000円ほどとなることが多いです。
痔核の治療方法
痔核は「いぼ痔」と呼ばれるもので4段階に分かれています。
そして2段階目までの比較的程度の軽い内痔核については、日帰りに治療が主になり費用は30,000円程度からとなります。
3段階目を超えた程度の思い内痔核については、入院を含めた手術がなされることがあり、その場合は入院期間の長短により費用が50,000円~100,000円程度となります。
痔瘻の治療方法
痔瘻は肛門周辺に膿の管が残る病気ですが、薬物治療もしくは手術が用いられます。
費用は薬物治療の場合で3,000円程度から、手術になると30,000円程度から必要となります。
特に手術については、他の痔と同様に入院の有無および期間により費用に大きな差が生まれます。
以上のように、痔の治療方法は多岐にわたります。あなたが肛門周辺に痛みや違和感がある場合は、早期に医師の診断を受け適切な治療を開始しましょう。そうすることで、より体に負担の少ない治療方法を選択することができるようになります。