二つの神経の違いを知ろう
そのため2つの神経の違いを知ることが自律神経失調症に関する知識を深めることにつながるのです。
自律神経失調症は誰であってもなる恐れのある病気です。
それこそすでにあなたの身にも予兆が起きている恐れすらあります。
自律神経失調症の特徴を正確に把握し、日々の生活を正すことに役立ててください。
そうすることで社会生活を健全に営むことができます。
2つの神経
人の神経には以下の2つの種類があり、この2つをあわせて自律神経と呼んでいます。
- 交感神経
- 副交感神経
交感神経は人が緊張したときに優位に働くものです。
その交感神経がたかぶると、全身の血管が収縮し、アドレナリンが分泌されます。
また瞳孔が開き、消化器官や泌尿器系の働きが抑制されます。
つまり体が緊急事態に対応しやすい状態になるのです。
一方で副交感神経は人がリラックスしたときに優位に働きます。
副交感神経が優位になると、血管が広がり、瞳孔が縮小し、消化器官や弼尿器系の働きが活発になります。
つまり体を回復させるのに適した状態となるのです。
こ2つの神経のどちらか一方でも不調になると自律神経失調症となり、日常生活に困難が生じるようになります。
それこそ常に交感神経が高ぶっている状態になると、排せつ機能を上手くすることができなくなるのです。
神経は全身の無意識な働きを司るものなので、普段は意識しませんが非常に重要です。
自律神経失調症は女性がなりやすい
また自律神経失調症は女性ホルモンとの関係から女性がなりやすいものとなっています。
特に更年期にさしかかった女性は体内のホルモンバランスが崩れ、それが自律神経失調症につながります。
そのため40代後半にさしかかった女性が体な心の不調を感じた場合は、まずは自律神経失調症をうたがってみるとよいでしょう。
日々の疲れのせいだと安易に自己解決しないことが重要です。
以上のように自律神経失調症は2つの神経の不調によって起こり、また女性がなりやすいものです。神経は全身の様々な機能を司っているため、自律神経失調症になると全身に様々な異変が起こります。
そういった症状を見逃さず、早い段階で自律神経失調症に対処していくことが重要です。なるべく早く治療を開始するためにも病気の特徴を頭に入れておいてください。