高血圧の原因は大きく分けて5つ
そもそも高血圧は、日常的なところに存在する原因から起こるため、そうした原因を取り除くことで予防改善できるのですね。
あなたも毎日の生活を見直し、高血圧の予防改善に努めましょう。
高血圧は動脈硬化や血管の破裂などの重大な病気につながる恐れを有するため、予防するのが第一です。
高血圧の5つの原因
はじめに以下の高血圧の5つの原因について確認していきましょう。
- 塩分の過剰摂取
- 肥満
- ストレス
- 喫煙
- 飲酒
このように高血圧を引き起こす原因は日常の中にごくごく当たり前に存在しています。
そのため現代人の多くの高血圧のリスクを高く有しているのですね。
しかし、裏を返すとこれらの5つの原因を毎日の中から取り除くことができると高血圧の予防改善になるのです。
生活習慣を整えて高血圧を予防改善しよう
それでは実際に高血圧を予防改善する方法について解説していきます。
塩分の過剰摂取
塩分の過剰摂取を避けるためには毎日の食生活を見直すしか方法はありません。
成人が1日あたりに摂取すべき塩分量は以下のとおりです。
- 男性:8グラム/1日
- 女性:7グラム/1日
これを一つの目安として食事の見直しをしてみてください。
肥満
肥満になると全身をめぐる血液量が増えるため、血管にかかる圧力が高くなります。
こちらも基本的にはダイエットで対応していくこととなります。
肥満の原因が過食にあるならば、1日あたりの摂取カロリーを成人男性2,200~2,800kcal、成人女性1,800~2,200Kcalを目安に調節していきます。
食事量を減らすと、はじめのうちは物足りなさを感じます。
しかし、それにも2週間ほどで体が慣れるため、「はじめの2週間だけ耐えれば痩せられる」と頭に入れておいてください。
ストレス
ストレスは血管を収縮させて血圧を高めます。
ただし日々の生活から受けるストレスをゼロにするのは現実的でないため、あなたなりの解消方法を見つけていきましょう。
運動は肥満解消にもストレス解消にも役立つ万能の方法です。
20分程度のウォーキングからでも構わないので、毎日の中に取り入れてみてください。
喫煙
禁煙は一人では難しい場合が多いので、禁煙外来を受診して医師の力を借りる方法がおすすめです。
また、運動をはじめとしてストレス解消の手段を別に用意することで、精神的な部分での喫煙への依存を弱くすることも大切です。
飲酒
飲酒については、週に1〜2日程度におさえることから始めていきましょう。
特に毎日飲酒をしている場合は、飲酒行為が惰性となってしまっているケースも多いため、まずは惰性を解消することから始めます。
週に1〜2回の飲酒であればストレスを解消する効果も期待できるため、それほど問題にはなりません。
しかし、おつまみとして塩分の高いものを食べることは避けてください。
以上のように高血圧の予防改善は毎日の生活を整えることで実現できます。塩分の過剰摂取、肥満、ストレス、喫煙、飲酒の5つの要素に注意して、可能な範囲で少しずつ改善していきましょう。