原因ごとの治療が重要
心臓にある先天的な異常が原因となっている場合もあれば、一時的なストレスによって動悸が起こる場合もあります。
そのため動悸を治療する場合は、原因に応じた治療方法を選択する必要があるのです。つまり動悸の根本的な原因について一概な治療方法はないのですね。
しかし動悸が実際に起こった場合の対処法について学んでおくことは有益です。
動悸が起こると、あわせて強い不安感も覚えるため、冷静な対処を身に着けておきましょう。
動悸が起こった際の対処方法
動悸とは心拍や脈拍に異常が起こるものを指します。
小さな異常であれば自覚症状はほとんどないのですが、心拍や脈拍が乱れると強い息苦しさと不安感を覚える場合があります。
こうした動悸が起こった場合は、以下のポイントに注意して対処していきましょう。
- ゆっくりと深呼吸する(腹式呼吸を意識)
- 座る、横になるなど楽な態勢をとる
- 脈拍を数える
動悸が起こった際にまず大切なのは深呼吸をすることです。
そうして呼吸と気持ちを落ち着かせるのですね。
その際は鼻から大きく息を吸い込み、お腹をたっぷりと膨らませてください。
そして、ゆっくりと息を吐き出しましょう。
これを繰り返すことで、気持ちが随分と楽になるはずです。
そして可能であれば座ったり、横になったりするなど楽な姿勢をとります。
街を歩いているのであれば、ベンチに座ると良いでしょう。
この間も深呼吸をゆっくりと続けてください。
そして楽な姿勢をとった後は脈拍を計ります。
時計などを見ながら60秒間の脈拍の回数を計ってみましょう。
これは問診時に役に立つだけでなく、無心に数を数えることで心を落ち着かせる働きも有しています。
小さな症状であっても医師の診察を受けよう
このように動悸の際は落ち着いた行動が必要となりますが、おさまった後はなるべく早く医師の診察を受けるようにしてください。
動悸の背後に重大な病気が隠れている場合もあるため、早期発見のためにも一度は診察を受けるべきです。
また診察の際は、動悸が起きた状況を計った脈拍の回数を伝えましょう。
そうすることで、原因を特定することができ治療を開始できるのです。
以上のように動悸については、原因に即した治療方法が求められます。そのためまずは医師の診察を受けるべきなのですね。
また動悸が起こった場合は、心を落ち着かせてゆっくりと深呼吸してみてください。