狭心症の原因を知ることで病気を回避
そのため狭心症の原因を知っておくことは、心筋梗塞を回避することに繋がるのです。
ただし日頃の注意によって狭心症の全ての原因を回避することはできません。
なぜならば狭心症は加齢を原因としても着実に進行していくためです。
そのため自分の手では解消することのできない原因があることも理解した上で、狭心症に注意していく必要があるでしょう。
第一の原因は加齢
狭心症は心臓にある冠動脈の動脈硬化です。
つまり他の血管についての動脈硬化と同じものであり、場所が冠動脈と言う非常に重要な血管に起こっているというだけなのです。
そのため動脈硬化についての一般的な原因はそのまま狭心症にも当てはまります。
動脈硬化の意味は広く、様々な原因により血管の状態が悪くなっていることを指します。
そして、その中で避けることのできないものが加齢なのです。
血管は加齢により柔軟性とハリを失い、破れやすくなっていきます。
そして血管が破れると、そこにコレステロールが入り込み、血管の内側が厚みを増すのです。
つまり血管が狭くなります。
このように動脈硬化は加齢によって進行していき、それは冠動脈の動脈硬化である狭心症であっても変わりません。
加齢による血管の劣化は完全に避けることがでないため、定期的な検査が必要となります。
その上で加齢以外の原因を取り除くことで、なるべく血管の状態を健康に保つ必要があります。
生活習慣の乱れ
以上のように狭心症は
によっても進行し、そのこと自体を止めることはできません。
しかし、加齢以外にも狭心症を進行させる大きな原因となるものがあります。それが以下の2つです。
- 食生活の乱れ
- ストレス
脂肪分や油分の多い食事を続けると、それらが血液の中に溜まり、血液がドロドロとした状態になっていいます。
その結果、血管が詰まりやすくなってしまうのです。
特に普段からコンビニ弁当やスーパーのお惣菜を頻繁に食べている場合は食生活の見直しが必要となるでしょう。
またストレスを感じると人の血管は収縮します。
そのため血管の内側の壁にかかる圧力が高まり、血管が破れやすくなってしまうのです。
ストレスから解放されることで血管の収縮はおさまりますが、慢性的にストレスにさらされている状態にある場合は環境の改善が必要となるでしょう。
このように加齢以外で狭心症の原因となる物事は積極的に生活の中から取り除いていく必要があります。
そうすることで心筋梗塞を避けることができるのです。
以上のように狭心症は心筋梗塞の一歩手前ともいうことのできる危険な状態です。そして自覚症状を持たないところに恐ろしさがあるため、普段の生活を正すことで狭心症を回避していく必要があります。
加齢による冠動脈の劣化だけは仕方のないものですが、食生活の乱れやストレスについてはあなたの手でコントロールしていきましょう。