動いて治療するぎっくり腰
しかし当然、無理をして動かすことには危険が伴います。
あくまで動ける範囲で動いた方が治りが早いのです。
またぎっくり腰が発症した2~3日は患部を温めるのは危険です。
これらのぎっくり腰の治療のポイントを知り、なるべく早く改善することができるよう努めましょう。
ますは専門医の診察を受けよう
ぎっくり腰が発症した場合、第一に必要となるのが専門医の診察を受けることです。
なぜならば、ぎっくり腰だと思っていたものが他の病気だったという場合もないわけではないためです。
それをぎっくり腰と誤認して、放置すると後で取り返しにつかないことになる恐れすらあります。
またぎっくり腰はクセになる恐れがあるため、やはり早期に診察を受けて適切な治療を始める必要があります。
レントゲンと診察程度の治療であれば2,000円~3,000円で済むことが多いです。
ぎっくり腰は無理をしない範囲で動くと治りが早い
専門医の診察を受けてぎっくり腰と判明した場合は、発症から2~3日は大きな痛みが続くでしょう。
そのため多くの場合、安静に過ごすことが求められます。
しかし3日間ずっと寝たきりで過ごすのは腰の筋肉や関節を硬直させることに繋がり、ぎっくり腰を長引かせることにつながります。
そのため腰に痛みがある中でも、無理のない範囲で通常の日常生活を送るこがおすすめです。
発症から3日ほど経過し、腰をある程度動かせるようになったらストレッチも効果的でしょう。
ぎっくり腰は温めてはならない
ぎっくり腰においては、腰回りの筋肉が炎症しています。
そのため患部を温めることは、炎症を広げることに繋がるため逆効果となります。
つまりぎっくり腰は冷やして治すものなのです。
注意すべきは入浴で、発症後2~3日は体を拭く程度にとどめておいた方が治りは早くなります。
とはいえ、ぬるめのシャワーを軽く浴びる程度であれば問題はありません。
このようにぎっくり腰は冷やして動かして治るのが基本となります。ただし、ぎっくり腰の痛みに思えても他の病気が原因となっていることはあるため、まずは専門医の診察を受けるようにしましょう。
そして無理のない範囲で体を動かしていると、数日で痛みはだいぶ治まるはずです。熱いお風呂と寝たきりの状態はぎっくり腰を悪化させる恐れがあるため注意が必要です。