入院する場合もあり!統合失調症に対する治療の現状

統合失調症の入院イメージ

進歩している治療方法

統合失調症は治すことができる
統合失調症幻覚妄想を症状とし、また患者本人は自らが病気であることを認識できないという特徴も有しています。

そのため患者本人が治療に積極的になることが難しい場合があり、それが統合失調症に完治を遠ざける要因となっています。
こうしたことから過去には統合失調症は不治の病と認識されていることもありました。

しかし統合失調症に対する治療は進歩しており、現代においては必ずしも不治の病ではありません。
そして統合失調症の治療方法を知っておくことは、それだけで完治の可能性を高めます。
あなたも治療方法を頭に入れて、適切な対処ができる環境を整えておきましょう。

入院と外来がある

統合失調症の治療は入院しながら行われることもありますが、外来で行われることもあります。
特に昨今は治療方法が進歩しているため、外来でも効果的な治療を望むことのできる環境となりました。
ただし、日常生活の中で大きなストレスを感じている場合は、それが統合失調症の悪化に拍車をかけていることもあります。

そのため必ずしも外来治療が大きな結果を出すことができるとは限りません。
入院することでストレスの原因となる日常生活から離れることができ、それが統合失調症の回復に繋がるのです。
また入院しながらの治療においては、医師が経過や具体的な症状を正確に把握することができるため、より効果的な治療を望むことができます。

このように治療方法の進歩により外来治療も発達している統合失調症ですが、ときには入院して集中して治療する必要があると理解しておいてください。

薬としては、抗精神病薬が使われることが多い

統合失調症の治療に使われる抗精神病薬には以下の特徴があります。

統合失調症の向精神薬の特徴
  • 効能:幻覚や妄想の症状を抑制・改善する
  • 副作用:肝臓や腎臓への負担、高血糖

ただし抗精神病薬は長期服用を前提としているため、それほど深刻な副作用はありません。
ただし人によって副作用には差があるため、服用していて違和感のある場合は医師と相談してください。

まとめ
以上のように統合失調症の治療は進歩しています。そのため場合によっては外来治療も不可能ではありません。しかし入院することでストレスのある環境から離れることに高い効果も期待できるため、必ずしも外来ですべてを完結させようとするのは適切ではありません。

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