肝硬変の症状は幅広い
小さな症状を見逃さないのがポイント
肝臓が人体において様々な機能を有しています。アルコールの分解、アンモニアの無毒化、エネルギーの貯蔵など、その機能は幅広いのです。
そのため肝硬変によって肝臓の機能が低下すると、全身に様々な症状が表れます。
またこのことは裏を返すと、全身に表れる症状から肝臓の状態の悪化を見抜くことができるということでもあります。
そのため代表的な5つの症状を頭に入れて、小さな変化から肝硬変の前兆を見抜いていきましょう。
肝硬変の代表的な5つの症状
肝硬変は初期の段階で大きな痛みを伴うものでありません。
そもそも肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、状態が悪くなっても自覚症状がほとんどないのです。
そのため多くの人が肝臓の状態悪化に気づかず、肝硬変を進行させていきます。
あなたがそうならないためには、以下に紹介する5つの代表的な症状をしっかりと頭に入れておく必要があるのです。
肝硬変の5つの代表的な症状
- 黄疸・・・白目が黄色くなる
- くも状血管拡張・・・首、頬、前胸部に赤い斑点が現れる
- 手掌紅班・・・手のひらの両側に赤みが生じる
- 腹水・・・下腹部に水が溜まり、膨張する
- 腹壁静脈拡張・・・へその周囲の血管が太くなる
このように肝硬変の症状は微細ながらも全身に及びます。
しかし、強い痛みを伴うようなものではないため、見逃してしまう場合も少なくありません。
普段の生活との関連性で症状をチェック
肝硬変の症状を確認しましたが、一見してわかるような強い症状が起こることは多くありません。
たとえば「手のひらの両側に赤みが生じる」といわれても、自分の手のひらの赤みが本当に肝臓の状態悪化によるものかの判断は非常に難しくなります。
そのため肝硬変の症状を見抜いていくためには、あなたの普段の生活の中にある肝臓へ負担をかける要素とからめていく必要があります。
以下の要素は肝臓へ負担をかける生活習慣です。
肝臓に負担をかけるもの
- アルコールを頻繁に摂取(週5日以上)
- 喫煙
- 運動不足&肥満
- 睡眠不足
- 偏って食生活
これらについて身に覚えがある場合、あなたの肝臓にはダメージが蓄積されているかもしれません。
まとめ
以上のように肝硬変の症状は全身に及びますが、強い痛みなどを伴うことが少ないため症状に気づくのが難しくなります。
以上のように肝硬変の症状は全身に及びますが、強い痛みなどを伴うことが少ないため症状に気づくのが難しくなります。
そのためあなたの普段の生活習慣と照らし合わせて肝臓の状態を推測していきましょう。