痔の原因は日常生活に潜んでいる
しかし痔が悪化すると激しい痛みや出血を伴うこともあり、日常生活に大きな支障が出ます。
また痔の原因は多くの場合、日常生活に潜んでいます。
そのため痔を予防していくには原因を知るのが近道になるのです。
切れ痔程度…と安易にとらえていると慢性化して、肛門が狭くなってしまうこともあるため、これを機会に痔の原因について正しい知識を手に入れましょう。
最も多い痔核の原因
痔には裂肛、痔核、痔瘻の3タイプがありますが、この中で最も多いのが痔核です。
痔核とは、すなわち「いぼ痔」であり、日本人の多くがこれに悩んでいます。
このような痔核は肛門クッションの静脈が鬱血することが原因です。
そして鬱血は強いいきみによって生じることもありますが、排便時にかかわらず血管の機能が衰えることで生じる場合もあるのです。
つまり加齢によっても痔核になりやすくなります。
また長時間のデスクワークなど、肛門周辺の血管を圧迫する状態が長く続くことも痔核の大きな原因です。
さらには運動習慣の欠如による血液および血管の不健康も原因となります。
このように痔核の原因は排便時のみならず、広く日常的なところに存在しているのです。
つまり食生活、運動習慣、ストレッチの習慣といった生活習慣の見直しは痔核を予防する効果があります。
アルコールの過剰摂取は切れ痔と痔瘻に繋がる恐れあり
痔核に対して、裂肛(切れ痔)と痔瘻は、アルコールの過剰摂取を原因とすることが多くなっています。
それこそアルコールの効果で下痢になると、それだけ排便の勢いが強まり、肛門の皮膚が切れやすくなります。
また膿の溜まる痔瘻もアルコールによる下痢が一つの原因です。
このようにアルコールの過剰摂取は痔との関係においても、ネガティブな効果に繋がるのです。
ストレス解消のために飲んでいるアルコールで、さらなるストレスを抱え込んでしまうというわけです。
以上のように、痔の原因は日常的な部分に潜んでいることが多くなっています。そのためあなたが痔を予防したいと考えるのであれば、まずは生活習慣を見直すことから始めるのがおすすめです。
特に長時間のデスクワークとアルコールの過剰摂取は痔に繋がりやすいため、それぞれストレッチと週2度程度の摂取に控えるといった方法で対処をしていくべきです。