倦怠感はただの疲れではない
一日中遊びまわったり、大きなプロジェクトのために忙しく働いたり、こういった状況から疲れを感じるのは生き物として至極当然です。
しかし注意が必要となるレベルの倦怠感になると、体のだるさやケアレスミスの頻発が長期にわたって続くことになります。
特に仕事が忙しい場合は倦怠感が危険な水準になっていることがあるため、セルフチェックを用いて自己診断をしてみましょう。
また、どこかのタイミングで一度は医師による診察を受けることも大切です。
忙しく働く人のセルフチェック
朝満員電車に乗り、昼食を30分で終えて、毎日当然のように20時まで働く。
そして満員電車で帰宅する。
こういった環境に身を置いていると、誰でも疲れが溜まります。
そして、こうした環境に身を置くサラリーマンは決して少なくないのです。
こうした人々は疲れている状態が当たり前となってしまい、疲れの存在に鈍感になります。
そして、身体が壊れてはじめて危険な環境にあったことを知るのです。
最悪の場合は自分でも築かないうちにうつ病を発症し、自殺してしまうこともあります。
そういった状況を避けるために、倦怠感には日頃から注意を払っていく必要があるでしょう。
以下は忙しく働く人向けのセルフチェック項目です。
当てはまるものが多ければ多いほど、あなたの倦怠感は危険な水準になっています。
・小さなことでイライラする
・漠然とした不安を感じる
・落ち着きがない
・眠れないことが多い
・憂鬱な気分だ
・集中力がなくなった
・物忘れが増えた
・寝ても疲れがとれない
・1日10時間以上働いている
・夜勤など不規則な勤務が多い
該当するものが多い場合は、倦怠感が日常的な疲れの範囲を逸脱している場合があります。
早期に医師の診察を受ける必要があるでしょう。
また医師のアドバイスを受けながら、あなたの環境を見直す必要もあるかもしれません。
以上のように、危険な水準にある倦怠感については、まずは自らチェックする必要があります。そして、医師の診察を受けるのです。
倦怠感は単独で病気を構成することは稀ですが、あまりに疲れが取れないような状況はうつ病など頃の病が原因となっている恐れもあります。早期に倦怠感について検査診断を実施し、適切な治療を開始しましょう。最終的には、それがあなたの体と心を守ることに繋がります。