うつ病の検査診断は点ではなく線で行う!あなたも自分の状態をメモしておこう

うつ病の検査診断イメージ

うつ病は一度の検査で見極められるものではない

症状を自分でメモしておこう
うつ病はもともとの性格と環境的な要因が複雑にからみあうことで発症します。

そのためうつ病か否かの検査・診断は慎重になされなければなりません。
つまり一度の検査・診断で簡単に「うつ病です」と判断するのは危険なのです。
そのため通常、うつ病検査・診断は複数回の診察を経て行われます。

またうつ病の診断の際は問診が大きな意味を持つため、あなたが自らの精神状態に違和感を得ているならば、普段から原因や精神の状態をメモしておきましょう。
このメモは医師が、あなたがうつ病なのか他の病気なのかを判断する重要なヒントとなります。

うつ病かもしれないと感じたら症状を細かくメモしよう

慢性的に憂鬱な気分であるなど、うつ病を疑うべき症状を感じた場合は、まずは症状を細かくメモしていきます。
メモにはいつ、どんなとき、どこで、どんな気分だったかを買くのがおすすめです。
必ずしも原因を特定しようとする必要はありません。

うつ病の原因が複雑なものがからみあっているため、素人が原因を勝手に判断するのは危険でもあるためです。
そのため、メモには日時、場所、シチュエーション、異常な気分を残していきます。
これを繰り返すと、医師は高い精度であなたの病状を把握することができ、正確な診断につながるのです。

簡易抑うつ症状尺度

あなたが自分でうつ病か否かを判断しようとする場合、簡易抑うつ症状尺度が役に立ちます。
これは以下の項目について回答していくことで、最終的な合計点からうつ病か否かを判断しようとするものです。

うつ病自己診断
  • 睡眠の状態
  • 食欲と体重
  • 精神運動の状態
  • その他の項目

最終的な点数は0点~27点となり、高いほどうつ病の恐れが高いということになります。
診察を受ける前に自分でチェックしてみていという場合は、簡易抑うつ症状尺度を利用してみてください。

医師の診察を受けよう

うつ病に対する検査・診断は問診により行われることが多いです。
問診は単発のものではなく、継続的に行われます。
そうして、期間中のあなたの精神状態を観察することで、うつ病なのか、他の病気なのかを判断するのです。

この際、上述したメモは医師の診察に大いに役立ちます。
問診と簡単な薬の処方であれば、診察料は3,000円程度となることが多いので、うつ病を疑った場合は早期に医師の診察を受けるようにしましょう。

まとめ
以上のように、うつ病の検査・診断は基本的には医師の問診で行われます。そのため、あなたが普段の状態をメモしておくことは診断の役に立つのです。うつ病かもしれないと感じたら、小さなことでも構わないのでメモに残しておくようにしましょう。

うつ病の予防改善イメージ

環境を見直す!うつ病を予防・改善する3つの方法