原因が明確にわかっていない大動脈解離
しかし血管がもろくなり、破れると大動脈解離になる恐れがあることは確かです。
つまり、血管をいかにして守るかが大動脈解離を予防するキーポイントとなるのですね。
そして血管をもろくする原因には様々なものがあります。
そのため、それらについて多面的に予防策を講じていくことで大動脈解離を回避できる可能性が高まるのです。
あなたも毎日の生活に注意することで、大動脈解離を予防改善してきましょう。
血管をもろくする原因
はじめに血管をもろくする原因について確認していきます。
主な要因としては以下のものが挙げられます。
- 加齢
- 高血圧
- 暴飲暴食
- ストレス
- 睡眠不足
- 喫煙
この中で加齢によるものは仕方がありません。
しかし暴飲暴食などが続くと、それだけ血管が衰えるスピードも早まります。
つまり加齢による影響は仕方ないとしても、それ以外の原因を回避する必要性は高いでしょう。
この中で普段から脂肪や油分の多い食事をとっていると、血管にコレステロールが付着しやすくなり、血管がもろくなります。
また喫煙により血管が収縮して血圧が高くなると、それだけ血管の壁に負担がかかり、血管が破れるリスクが高まります。
食生活を改善しよう
このように血管をもろくする原因を回避するためには、まずは食生活を見直す必要があります。
先ほども述べたとおり、脂質と油分を少なくして、ビタミンやミネラルを積極的に摂取していく献立が必要です。
具体的には肉類や揚げ物を少なくして、野菜、海藻を摂取していきます。
特に揚げ物には注意すべきであり、便利なお惣菜も週に1回程度におさえるべきでしょう。
会社の昼休憩時の昼食もコンビニで買うのは仕方のないことですが、揚げ物をサラダに置き換えるなどの小さな取り組みから始めていきましょう。
そうすることで食生活を少しずつ改善することができ、大動脈解離を予防できるのです。
以上のように、大動脈解離は食生活の改善で予防することができます。突発的に起こり、命を奪う危険のある大動脈解離なので可能な限り予防に取り組んでいきましょう。また食生活の改善が進んできたら、運動習慣の確保、禁煙と血管を守る取り組み広げていきましょう。そうして様々な面から大動脈解離を予防していくと、突然死のリスクを低くすることができるのです。