あなたの普段の生活を変えよう!肝臓病から体を守る予防法

肝臓病の予防・休肝日イメージ

まずは生活習慣から改めよう

過食と過度な飲酒に注意
肝臓は複数の働きをもつ臓器であり、様々な原因によって肝臓病を引き起こします。

特に生活習慣の悪化過度の飲酒は肝臓に大きな負担をかけ、肝臓の線維化を進めるのです。
しかし飲食・睡眠および飲酒については、あなたの心がけで普段から注意できるものでもあります。
つまりあなたが生活習慣を正すことで、肝臓病を予防することができるのです。

もちろん肝臓病の原因にはウイルスなどあなたの生活習慣とは別にあるものもあります。
しかし昨今の技術の進化で肝臓病をもたらすウイルスの対策は強化されているため、まずは生活習慣から着手すべきなのです。

生活習慣を根本から見直す

肝臓病の予防として生活習慣を見直す場合は以下の3つの要素に注目しましょう。

肝臓病予防の3つの要素
  1. 食事
  2. 睡眠
  3. ストレス

第一に着目すべきは食事です。
毎日、過剰な脂肪分を摂取していると脂肪肝という形でそれが肝臓に蓄積されていきます。
そうすると、肝臓の線維化が進み、肝臓の機能が大きく低下するのです。
さらには肝がんの恐れも高くなります。

そのため食事は三食バランスの良いものを摂取する必要があります。
油ものやコンビニ弁当を避け、野菜、海藻、植物性タンパク質を中心にした献立に切り替えるとよいでしょう。

またバランスの良い食事を続けるためにも、睡眠ストレスには注意が必要です。
なぜならば十分な睡眠を確保できず、また日常の様々な要素から受けるストレスを適切に解消できない場合、ストレスが食欲となって表れる恐れがあるためです。

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必ず休肝日を設ける

アルコールも肝臓に大きな負担をかけます。
それこそ体内でアルコールを分解することのできる機能を持つ臓器は肝臓だけなので、飲めば飲むほど肝臓に大きな負担がかかるのです。
そして酷使された肝臓は線維化を引き起こし、最終的には肝不全肝がんにつながります。

アルコールを飲む習慣がある場合は、必ず週に1度は休肝日を作りましょう。
休肝日は週1日で十分というものではなく、可能であれば週に3~5日作るのがおすすめです。

毎日のアルコールの多くは惰性により飲んでいるだけなので、これを機に基本的にはお酒を飲まず、特別なことがあったときにのみお酒を嗜むという習慣を身に着けましょう。
基本的に毎日お酒を飲むというのはそもそも間違いであり、肝臓への負担が大きすぎます。

まとめ
以上のように、肝臓病はあなたの毎日の心がけで予防していくことができます。肝臓は沈黙の臓器であり、不調を感知しにくいため普段から予防することが何より大切です。

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